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ビデオカメラの選び方


▼その1

ビデオカメラを選ぶ基準といえば・・値段、見た目、操作のわかりやすさ、画素数・・・いろいろ選択基準があると思いますが、そもそも、どういうものを主に撮影するか、という撮影目的によって選ぶ基準が違ってくるでしょう。その目的にあったビデオカメラを選ぶことが重要です。


▼その2

私はまず、「ズームレンズのワイド側がどれだけ広くとれるか」ということを一つの基準で考えています。

多くの方がよく言われるのが「ズームの望遠倍率がどれだけあるか」ということでそのビデオカメラの価値基準としているようですが、私はその逆です。実際の撮影のことを考えると、遠くのものを望遠でとらえる撮影の場面というのは、実はあまりないんです。せいぜい、野鳥や動物の撮影などでしょう。

それよりも日常の出来事やイベント、旅行の風景などを撮ることが普通多いと思いますが、そうなると望遠よりも「ワイド」の広さがあった方が表現力は広がることが多いのです。運動会の撮影だって、あまり望遠でアップしても、ブレが激しくなるだけですし、ある程度の広がりのある画の方が、まわりの状況がよくわかっていい画になることもあるのです。そんなことも一つの参考として考えてみてはいかがでしょうか?


▼その3

私がいつもビデオカメラ(業務用ですが)を選ぶ時の基準の一つが、ビューファインダー(以下VF)の見やすさです。画質とかは、まあ値段によってもそれぞれで、同じレベルのビデオカメラであれば、断然VFの見やすさで決めます。

VFが見づらいとせっかくのいい性能のビデオカメラでも、操作を誤って「良い画」は撮れません。どういうのが見やすいのか、はご自身の目で確かめるしかありません。いろいろな機種のビデオカメラを実際に見て、最も見やすい、操作しやすいと感じたものを選ぶのがよいでしょう。


▼その4

最近のビデオカメラは「液晶パネル」が標準装備ですので、ビューファインダーはあまり使わないことが多いでしょう。でも「液晶パネル」も同じことです。「ギラギラしていて見にくいことはないか?」「実際の色と違うところはないか?」あるいは「パネル表示の調整機能が付いているかどうか」ということも判断基準の一つでしょう。


▼その5

ビデオカメラの売り場で、実際に撮影させてもらえれば一番ベストです。 そして撮影したビデオをその場で再生してみて、画質や色の正確さ、画面の歪みなどがないか、などを検証するのです。その時に大切なのは、まず、人の顔を撮影してみましょう。人の肌色がきれいに正確に表現できているかどうかが重要なポイントです。 またビデオ映像の3原色である「赤」「青」「緑」の色のものを撮影してみて、それが正確に色が出ているかどうかも判断基準の一つです。


▼その6

通常の明るい場所を撮影するだけでなく、ちょっと暗いところとか、明るいところと暗いところが一つの画面に収まるカットを撮ってみましょう。そういうビデオカメラにとっては難しい表現がどれだけ映し出せるか、ということもビデオカメラを選ぶ基準の一つです。


▼その7

そのビデオカメラの付属品やアクセサリーにどんなものがあるのかもチェックしておきましょう。バッテリーやACアダプター、別売レンズ(ワイコンやテレコンなど)などが充実しているか、値段はどのくらいかも調べておいた方が、後で必要になって購入する時、困らないようにしておきましょう。


▼その8

そのビデオカメラに合う三脚もあった方がよいでしょう。できれば実際に取り付けてみて、ご自身で操作して見ることをお勧めします。三脚が不安定で、動きが悪いとせっかくの性能のよいビデオカメラで撮影しても「良い画」は撮れません。

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